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幻想大陸旅日記2

前回までのあらすじ

僕は皇帝バルバロッサとの謁見を無事終わらせ、
明日から近衛兵として帝国に尽くすことになった。

【グレッグミンスター城下町】
グレッグミンスター城を出て
城下町の我が家へと戻ってきた僕と父さん。

家に入るとグレミオ(27歳 独身 男)が慌てた様子で
バタバタと出迎えてくれた。

グレミオ「坊ちゃん!どうでした?謁見は?うまくいきました?」

グレミオは幼い頃からの付き人で、
幼少時に母を亡くした僕の母親代わりとなって
ずっと親身に世話をしてくれていた。
頬に十字傷を持つ金髪ロン毛男という
本来ならあまり羨ましくないスペックの持ち主だが、
外観とは裏腹に優しい顔、優しい瞳をしているナイスガイだ。

いつも僕を見守ってくれて、
一番僕を心配してくれていた。
逆に鬱陶しいくらいの過保護なんだけど
それは僕にとって心地のよい部分でもあった。


主人である父さんの存在など全く気づかないぐらいに
夢中になって僕の様子を伺うグレミオ。
父さんは少しあきれた様子で微笑んでいた。

グレミオは急に何かを思い出したかのように突然、
親友のテッドが2階で待ってることだけを告げて
バタバタと奥へと消えていった。
どうやら晩御飯のシチューに火を掛けたままのようであった。


2階へ上がるとテッド(年齢不詳15~17歳? 男)が出迎えてくれた。
テッドは戦災孤児で父さんが引き取った。
年齢は良く分からないけど、見た目は僕と同じくらいの少年である。
出合ったのは数年前だけど、それ以上に長い付き合いのように感じる。
ホントに気の合う陽気な親友である。

テッドは謁見の話を是非聞きたいと僕を部屋へと連れて行った。

そして、部屋で根掘り葉掘り状況を聞かれたあと
目を輝かせて「一緒に近衛隊の仲間にしてくれ」と懇願された。
孤児の自分を拾ってくれた父さんに恩返ししたいというのだ。

僕は快くOKした。
こういうのに首突っ込むの好きだなぁテッドは。

無邪気に笑うテッド
しかし、しばらくすると少し神妙な面持ちで僕を見た。

テッド「なぁレン。お前に話しておきたいことがあるんだ・・」

どうしたんだテッド、急に?

テッドは「秘密にできるよな?」と執拗に聞いてくる。

そのとき、

グレミオの食事の準備ができたとの声が聞こえてきた。


テッドは急に「この話はまた今度、早く食べに行こう!」と
ダイニングへと誘った。

少し疑問を感じながらも僕はテッドに付いて部屋を出た。

ダイニングへ行くと既に皆が集まっていた。


つづく
by dandelion_1212 | 2006-01-19 23:41 | ゲーム
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